【biima×Gakken】品川区の小学生を対象にアクティブラーニングと動作解析ツール『SPLYZA Motion』を活用した「足が速くなる教室」を開催

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株式会社 biima(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田村 恵彦、以下「biima」)と株式会社 学研ホールディングス(東京・品川区/代表取締役社長:宮原博昭)は、品川区の小学生を対象としたスポーツイベント「足が速くなる教室」を共同開催いたしました。本イベントは、学研のノウハウとbiimaの科学的なスポーツプログラムを融合し、動画解析ツール『SPLYZA Motion』 を活用しながら、親子で正しい体の使い方や速く走るために意識するポイントを学んでいただきました。

 

■実施背景

子どもの体力は、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、基礎的運動能力は依然として低い状況にあるといわれています*1。 また、近年、積極的にスポーツをする子どもとそうでない子どもの二極化が顕著に認められていて、「運動習慣の二極化」という社会課題としても取り上げられています*2。中学校女子においては、スポーツをほとんどしない子どもが3割を超えているといわれています。

このような状況を受け、体力測定事業を行う学研と連携し、小学生の運動能力向上を実現するための新しい試みとして、本取り組みを開始することになりました。

*1:文部科学省「学校と地域における子どものスポーツ機会の充実」

*2:スポーツ庁「平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」報告書

■参加いただいた動機

今回のイベントにご参加いただいた親御様のアンケートでは、「お子様の走るフォームを改善したい」「動画解析ツールを活用した取り組みに興味があった」「自分自身で子どもに走る指導をしたい」といった動機でご参加いただいた親御様が多く見受けられました。

ご参加いただいた動機(複数回答)

(出典:参加者アンケート N=54人)

 

■イベントの概要

本イベントは、子どもたちの運動能力向上を目的に、「走り方」に特化したプログラムを実施しました。学研グループが提供する体育関連の知見と、biimaの最新のスポーツ科学に基づいたスポーツプログラムを融合させた内容で、参加した親子に「速く走るためのコツ」や「正しい体の使い方」を楽しく学んでいただきました。また、本イベントは従来の先生・コーチからの一方的な指導ではなく、親子で一緒に参加できるアクティブラーニング型の形式で実施しました。具体的には、実際の陸上選手の動画と自分の走りの動画を親子で比較しながら、姿勢や、足の上げ幅などを確認し親子で理想の走り方や改善ポイントについて話し合うことで、実践的な学びを深めることに繋げました。

 

また今回のイベントは、学研グループと資本業務提携をしている株式会社SPLYZA(静岡県浜松市、代表取締役社長:土井 寛之、以下「SPLYZA」)のご協力のもと、AIによるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」を活用しました。参加者一人ひとりの走り方を動画で撮影し、プログラムに参加する前とプログラムを参加した後の動画の比較を行ったところ、多くの子供たちが速く走るために重要な「ピッチ数(足の回転数)」や「ストライド(歩幅)」が向上しておりました。

 

※動画解析ツールの撮影の様子

※プログラム参加前(オレンジ点)に比べて、参加後(ブルー点)にほうが膝の上り方が高くなっており、ストライドが向上していることがわかります。

 

■参加者のアンケート結果

イベントには50名以上の方が参加をし、事後アンケートでは96%が「とても満足」「満足」と回答しました。参加者の方より以下のようなコメントをいただいております。

  • 映像、動画分析を見ながら学べたことが、わかりやすくて良かった。
  • 科学的なアプローチでフィードバックをもらえてよかった
  • 一方的に教えられるのではなく、子どもが自分で考えて実践する流れがとても良かった。
  • 動画で比べたので自分の走り方がどうなっているかわかりやすかった。

 

※左:イベントの満足度、右:今後期待しているイベント(複数回答)

(出典:参加者アンケート N=54)

■今後の展開

今回の取り組みを通じ、親子参加でのアクティブラーニング×動画解析ツールの取り組みや、お子様の体力テストの向上につながる施策はニーズが高いと感じております。今後も、より多くの地域でのイベントを開催し、運動能力向上を支援する取り組みを進めてまいります。

 

■SPLYZA Motionとは

https://motion.products.splyza.com/

AIによるマーカーレス3D動作分析アプリ。

カメラ1台でAIによる3D動作解析が可能なモーションキャプチャアプリです。教育・ヘルスケア・スポーツなどの分野で100を超える組織にご活用いただいています。

 

■学研ホールディングスについて 

https://ghd.gakken.co.jp/

1946 年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、「科学」と「学習」に代表される学習教材の出版コンテンツ事業、教科書・保育用品など園・学校事業を、医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業、保育園・学童などの子育て支援事業を展開。グローバル150か国以上で教育・医療福祉に関わる活動を行っています。2023年11月、新たに掲げた大志(Aspiration)「人の可能性をどこまでも追求する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。2024年9月期売上高1,855億円、連結子会社75社(2023年9月期時点)。東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:9470)。